猫間吹寄せ障子
『吹寄せ』…中央に竪桟が寄っている
『猫 間』…下の小障子が上部にスライド
その裏側にガラス
この仕様が猫間吹寄せ障子
と言われるのですが
地域によっては別の名称
や仕様を示すことも
あります。
障子の張替えを
ご依頼されたお客様…
ご自宅にお伺いしてみると…
猫間吹寄せ障子が…
一般的は
下に付く小障子が上に付いており
ガラスではなくアクリル板
(プラスチック)が…
お客様にお伺いすると
下がガラスだと開けた時に見えて
ヤダと…と言う事で
上に小障子を付け、下は常に隠す方向で
上にガラスが付くのは危ないと言う事で
アクリル板(プラスチック)
にしたそうです。
昔の家は
縁側があり、竹や植木の垣根があり
畳部屋の和室があり
その中で
座敷文化の楽しみとして
庭を楽しむ、庭の趣きを
感じるものとして
猫間障子があったと聞いています
下の小障子を揚げ下げして
庭を感じ取る…
長年
一つの業界にいると
当たり前の事だと思っていた事が
時代とともに、そうでは無い事に
気づく事があります。
今回も、お客様に気づかされました。
写真1枚目
障子張替え後
写真2枚目
障子張替え前
写真3枚目
障子張替え前
小障子(スライド後)
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